手帳は、4月始まりがいいのか、1月始まりがいいのか。それが問題だ。── 永遠の悩み。
1月から始まる手帳と4月から始まる手帳。
文房具店や書店ではまた手帳が並び始めました。
今回は4月始まりの手帳ですか。
ついこの前までは、1月始まりの手帳が売ってました。それをそのまま値引きしてというわけではなく、新たに3ヶ月ズラして印刷したもの。
以前だったらみんな、手帳を更新、新しく買うときは、前年の冬に、翌年の1月スタートの(あるいは、その年の12月後半くらいからの)手帳を買ったものです。
それがいつの間にか「4月始まりの手帳」というのがたくさんいろいろ出てきて、有名どころの「高橋の手帳」とか「ほぼ日手帳」とかでは、各種、絶対に売り出されます。
もちろん需要があるから。
どちらの手帳がいいんでしょうね。
日本は、ほとんどの職場の新年度も、学校の新学期も4月がスタートです。
よく考えたら、なんで4月なんだろうと、不思議なんですけど。
さらに、現在は平成30年だけど、まだ3月いっぱいまでは平成29年度なわけで、とてもややこしい。だいたいにして、日本だけで通用する元号がまかり通ってるってのも凄いですけど。
とにかく、4月から学校が変わったり、職種や、職場が変わったりすることが多々あるわけで、だとしたら1月始まりよりも、4月始まりの手帳の方がいいような気がします。
でも、それはあくまでも学校、仕事の話であって、プライベートなことだけを考えるのなら、そちらを重視するのなら、やはり1月始まりのほうがいいような気もします。
年末に、心機一転、いろいろな願掛け、来年の目標、抱負を考えながら、毎年同じ手帳を買うも良し、新たなデザインの手帳に挑戦してみるも良し、手帳を選ぶこと、買うことがある種の儀式になっているような気がします。
よーく考えると ───
いま、手帳を、紙の手帳を使っている人って、かなり減ってるんでしょうね。
みなさんiPhoneのカレンダーとか、Googleカレンダーとか、あるいは職場のグループウェアのカレンダーとか。
そうでしょうね。スマホひとつで。時計も、手帳も、MP3プレーヤーも、お財布も、なにも要らない。
そして、そういった、手帳、カレンダーって、何月始まりってことがないじゃないですか。
いつからだって始められるし、いつまでだって続いてる。
ぼくもそいうのに完全移行した方がいいのかな、とも思います。
一覧性と即時性に欠けると言われてたけど、最近のはそんなこともないだろうし、なによりも検索機能が素晴らしいし、大事な記念日など「毎年」と設定しちゃえば楽だし。
さらに最近は、9月始まりの手帳っていうのも、売ってますね。
欧米かっ!!
だから、書店や文房具店の、手帳コーナーってずっとなくならないのかもしれません。
見ていて楽しいことは楽しいですけどね。
でも日本人って、手帳が好きな民族だと思うので、どんなにIT化が進んだとしても、紙の手帳はきっとなくなることはないでしょう。
そしておそらく僕は今年、4月始まりの手帳を買う。スマホのカレンダーと連動させ、両方持ち歩くのだろうなあ。荷物、増えるなあ。
ほぼ日手帳かクオ・バディスで迷ってます。まったくコンセプトの異なる手帳ですね。
ではでは。