そうだ、伊坂幸太郎、読もう。|伊坂幸太郎の小説の伊坂幸太郎の小説たる所以|
ときどき無性に読みたくなる作家がいる。
僕の場合、伊坂幸太郎。その人だ。
伊坂幸太郎の小説といえば。
伏線を張り巡らし、それらを全て綺麗に回収するストーリー。
ウィットに富んだ会話。
短編集なのにみんな繋がってる。
違う本なのにお馴染みのキャラクター。
そして僕の住んでいるところの地名や山の名前がよく出てきて親近感が有りまくり。
伊坂幸太郎の作品にはアタリハズレがある。
という人もいる。きっとそれは伏線が回収されなかったり、謎が謎のまま終わっている話のことを言っているのだろう。
たしかにそういうストーリーの本もある。
最近、意外と多いかもしれない。
でも以前、対談集で本人が言ってました。
そういう小説を敢えて、わざと書いているのだという。
かえってそっちのほうが難しいんじゃないかな。
それから「なんじゃこりゃ」っていう小説を書きたいって。
ガンダムのモビルスーツに例えるならズゴックみたいなやつだそうです。
例える対象が凄いですが、確かに初めてズゴックを見た人は「なんじゃこりゃ」って思うかもしれません。
言い得て妙です。
そいういうの、好き嫌いがハッキリと2つに別れるところでしょうが、僕はハッキリと好きです。
最近、エンターテイメントとしての読書がめっきり減ってました。
テレビも詰まらんし、面白い映画もやってないし、久し振りに本を読んでみようと思いました。
買ったまま読んでない本、途中で止まってしまっている本、結構あります。
でも今回は、伊坂節を思い切り満喫しようと思います。
なんと買ったまま読んでいない伊坂幸太郎の本が本棚から発掘されました。
死神シリーズの続編。これにしよう。
前作は、金城武が死神役で映画化されたと記憶してます。
こちらは短編の連作ではなく、長編だったはず。本領発揮だと思います。
この正月休み、いい感じで読書できそうです。
ではでは。