僕が機械式時計を見限ったわけ|さよなら ロレックス
自分の子孫に残せるもの。
一生もの、という言葉が大好きで、もういい歳だしこれからちょっといいものを購入するときには、多少値が張っても、もうずーっと使えるものにしようと考えてました。
考えてただけだけど。
文房具とかカバンとか靴とか。
あるとき、ふと高価な腕時計が欲しくなりました。
僕が考える高級時計なんて、せいぜい、ロレックスやオメガ、ホイヤーが関の山なんですけど。
世の中には、もっともっと高級な時計があって、ウブロとかフランク・ミュラーとか。そんなのは絶対に買えないし、あまり格好いいとも思わないで、僅かながらでも購入できる可能性があるようなラインナップは最初の3つぐらい。
でもそんな高級時計、普通に腕にはめている人が意外に多くって、ビックリします。
結構、金持ってるんですねぇ、皆さん。
絶対に、自動巻きが良かった。
そんな時代もありました。あれはなんだったんだろう。
組み立てたマイスターに思いを馳せてたんでしょうか。最近は若い女の子のマイスターもたくさんいるようで、それはそれで、良いです。
最近の腕時計。
今は、やっすいGショックとスウォッチ、気が向いた方をよく付けてます。
それで必要にして十分です。
時計なんて時間がわかればそれでいいんだ、とまでは全く思いませんけど。
僕の考える自動巻き時計のメリット・デメリット
自動巻きのメリット
- 針の動きが格好いい。(自分しか見ていない)
- 裏蓋がスケルトンになっている。(自分しか気づかない)
- 分かる人には分かる。(自分だけ分かってる)
- 電池交換しなくていい。(今は、ソーラーというのもあるのに)
自動巻きのデメリット
- 値段が高い。(同じデザインでも、クォーツと比べ20万円ほど高い)
- 土日、付けてないと止まる。(月曜日の朝、慌てます)
- オーバーホールに出さないといけない。(数年に一度。かなりお金が掛かる)
- 結構、狂う。(日差プラマイ15秒とかざらにある)
- 傷とかつけちゃうと凹む。(そりゃ高かったですからね)
結構、ランニングコスト、掛かるんですよね。
ロレックスだとたしか、オーバーホールが推奨で5、6年に一度で、10万円近く掛かるはず。しかも時間も結構掛って、その間の別の時計も必要です。
手間とお金の掛かる一生もの。
「だからいいのさ」
とは無理しても言えないレベルだな。
クォーツだと、電池交換は3,4年に一回。パッキンも取り替えたりしてそれでも1万円で余裕でお釣りが来るレベル。サービスでブレスとか磨いてくれて、ピカピカになって戻ってくる。だから僕は電池交換が楽しみでした。
今は、ソーラーで電波で、おまけにGPSで、といろんな高機能の腕時計があります。
電池交換も必要なく、常に正確なときを刻み、飛行機で降り立った土地の時間に勝手に修正してくれる。さらには、気圧も気温も歩数も脈拍も方位もなんでも教えてくれる。
Bluetoothでスマホと連動するのまである。
そんな便利なものがあるのに、なんで享受しないんだろう、と思うようになりました。
なんで太陽の光を電気に変えて針を動かせるのに、ゼンマイ式の時計を選ぶのだろう、と思うようになりました。
そう思っちゃったら、駄目ですね。僕は多分もう機械式の時計は買いません。
きっとね。
あ、でも決して世界を飛び回って仕事してるとかなわけないので、外国の空港に着いた途端にGPSで時間を修正してくれるとか、全く必要ありません。自己満足な大人のおもちゃです。
結局そんな自分には、チプカシが一番合っているのかもしれません。
決して侮れない時計だと思います。
ではでは。